新生児はとてもデリケートで、誕生からしばらくの間は、
特に気をつけなければいけないことがたくさんあります。
初めての育児で、何をして良いのか悪いのか迷うことも多いでしょう。
そこで今回は、新生児にしてはいけないこと10選を具体例と共に紹介します。
赤ちゃんの健やかな成長をサポートするために、ぜひ参考にしてください。
1. 無理にお風呂やシャワーで洗う
新生児は肌がとても薄く、免疫も未熟なため、
長時間のお風呂や強い水圧のシャワーで洗うことは避けましょう。
沐浴が基本であり、赤ちゃんがリラックスできる環境を整えることが大切です。
シャワーの強い水流で頭や体を洗ったり、熱いお湯に入れたりすることは避けましょう。
- ポイント
お風呂はぬるめ(37〜38℃)の湯温で、清潔なお湯で短時間で済ませます。
シャワーは避け、専用のベビーバスで沐浴するようにしましょう。
2. ベッドやソファに放置する
赤ちゃんがまだ寝返りを打たないと思っても、
ベッドやソファに放置すると転落するリスクがあります。
特に、赤ちゃんをベッドの端やソファに置いた時や、
ママやパパのそばで寝かせる場合も目を離さないようにしましょう。
- ポイント
赤ちゃんを寝かせる時は、赤ちゃん専用のベビーベッドやバスケットなど、
安全な場所を選びましょう。
ちょっとした瞬間でも転がってしまうことがあるため、必ず安全な場所に寝かせます。
3. うつぶせ寝をさせる
新生児にうつぶせ寝をさせると、窒息のリスクが高まります。
赤ちゃんの呼吸が妨げられる恐れがあるため、
特に眠っている時には仰向けで寝かせるようにしましょう。
授乳後にそのままうつぶせで寝かせてしまわないように気をつけましょう。
- ポイント
新生児の寝かせ方は「仰向け」が基本です。
特に寝返りができないうちは、自力で顔を動かせないため、
呼吸がしやすい体勢をキープしましょう。
4. 振り回したり、激しく揺らしたりする
赤ちゃんの体や頭を振り回すと、「揺さぶられ症候群」のリスクが高まり、
脳や神経に重大なダメージを与える可能性があります。
パパが赤ちゃんと遊ぶときも、優しく抱っこすることが大切です。
高い高いや振り回しをしたり、機嫌を直そうと激しく揺さぶるのは厳禁です。
- ポイント
赤ちゃんを抱っこする時は、頭を支えながら優しく揺らす程度にしましょう。
赤ちゃんが泣いても無理に揺さぶらず、落ち着くまで静かに抱いてあげると良いです。
5. 温度調節をせずに過度に服を着せる
新生児は体温調節が苦手なため、寒いからといって服をたくさん着せると
過熱や汗疹(あせも)の原因になることがあります。
逆に冷えすぎても体調を崩すので、室温と服装のバランスが大切です。
冬だからと厚着をさせすぎたり、冷房の効いた部屋で薄着のまま放置するのはやめましょう。
- ポイント
室温は20〜24℃が理想です。
汗をかいている場合は1枚減らし、寒そうであれば1枚増やすなど、
こまめに確認して調節しましょう。
6. 周囲の人が不用意に触れることを許す
新生児は免疫力が低く、ちょっとした接触で病気がうつるリスクがあります。
特に家族や友人でも、手洗いや消毒が不十分な状態で触れないように配慮が必要です。
誰でも赤ちゃんを抱っこしても良いとしたり、消毒せずに触らせたりするのは危険です。
- ポイント
赤ちゃんに触れる前には手を洗い、消毒をする習慣をつけましょう。
また、外出先での人ごみや、風邪をひいている人が接触するのは避けるようにしましょう。
7. 自己判断で薬を与える
新生児に大人用の薬や、自己判断で薬を与えるのは大変危険です。
ちょっとした熱や咳でも必ず医師に相談し、処方された薬を正確に使用するようにしましょう。
市販の風邪薬を飲ませたり、自己判断で解熱剤を与えるのは避けましょう。
- ポイント
赤ちゃんの体調が心配な場合は、かかりつけの小児科に相談しましょう。
自己判断での投薬は禁物です。
8. 香水や強い匂いのある製品を使う
新生児は嗅覚がとても敏感で、香水や芳香剤などの強い匂いは刺激が強すぎる場合があります。
洗剤や柔軟剤も、赤ちゃんに優しい成分のものを選ぶようにしましょう。
強い香水や芳香剤を使用する、香りの強い柔軟剤を使ったタオルで
赤ちゃんを拭くのはやめましょう。
- ポイント
香料が控えめなものや無香料の製品を使い、赤ちゃんのために優しい環境を整えましょう。
9. 固いおもちゃや小さな部品がついたおもちゃを与える
新生児はおもちゃを使うこともありますが、固いおもちゃや、
小さな部品が取れやすいものは窒息やケガの原因になる可能性があります。
安全性を考慮した選択が必要です。
小さなパーツが取れるおもちゃや、尖った部分がある固いおもちゃを与える時は気をつけましょう。
- ポイント
柔らかい布製のおもちゃや、洗えるぬいぐるみなど、
安全性の高いアイテムを選びましょう。
大人が監督できる範囲で与えるのも大切です。
10. 枕や布団で周りを囲む
赤ちゃんが寝返りを打たないうちは、周りを枕や布団で囲むと窒息のリスクが高まります。
寝具はシンプルで赤ちゃんが顔を動かしやすい環境を整えることが大切です。
赤ちゃんの周りに枕やぬいぐるみ、クッションをたくさん置くのは避けましょう。
- ポイント
赤ちゃんのベッドは、固めのマットレスにシンプルな布団を用意し、
枕やぬいぐるみは置かないようにします。
顔が自由に動かせるスペースを確保しましょう。
新生児にとって、安全で快適な環境を整えることが何よりも重要です。
今回ご紹介したNG行動に気をつけながら、
パパとママが協力して赤ちゃんの健やかな成長をサポートしていきましょう。
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